News

新着情報

お知らせ

独立行政法人国際協力機構より海外研修員を当社にお招きし、研修を実施しました

独立行政法人国際協力機構は、マダガスカル共和国の中核病院に医療機材を供与するにあたり、これら機材が長く利用されるよう、適切な保守管理の人材を育成するために研修員を日本に招いています。2023年10月11日から11月5日まで、同国公衆衛生省の機器保守管理者、各病院の担当者総勢9名が来日されました。

昨年度に続き、研修実施をエア・ウォーター東日本株式会社福島医療営業所メディサングループが受託しました。研修では、医療用ガス、人工呼吸器、滅菌装置、放射線装置などを中心に講義・実習、見学で病院、大学、メーカー訪問が設定され、10月25日、当社の医療用酸素濃縮装置の製造・メンテナンス現場での研修を行いましたのでその様子をご紹介いたします。

当日12時過ぎに、仏語通訳含めて11名でお越しになりました。それぞれ持参された昼食を摂っていただいてから研修スタートしました。

今回お越しいただいた方々は全員同じユニフォームを着用されていたせいか、会社紹介や酸素濃縮装置の仕組み説明の際にも「研修している感」を強く感じました。マダガスカル共和国で使用している酸素PSA装置は、当社が製造する装置と比較すると供給流量や圧力が大きく異なりますが、PSA方式自体に変わりなく、皆さん熱心に耳を傾けられていました。また、火気の取扱いの部分では、タコ足配線がなぜ悪いのかといったご質問があり電源管理や安全性についても関心を寄せていました。

座学の後、製造現場、メンテナンス現場の順に見学していただきました。ここでは装置内の酸素が流れる順序や酸素センサ方式等専門的なご質問が飛び交いました。対応したスタッフも普段無意識のうちで作業をしているところを再確認する機会となり、当社にとっても有意義な意見交換ができました。

最後に、代表の方からお礼の言葉とお土産をいただきました。いただいたお土産は通路に飾り、当社訪問される方への話題紹介に活用させてもらっています。わずか2時間と短い間でしたが、このような経験をすることで自分たちの役割はただのモノづくりだけではないということを改めて自覚する大変貴重な機会となりました。

PAGE TOP