生活習慣チェックの新常識へ 最終糖化産物(AGEs)測定機
食事などで過剰に摂取した糖がヒトのカラダを主に構成しているタンパク質と結びつくことで体内に生成される物質で、最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)(注1)と呼ばれています。
人の加齢現象や健康に関わる物質として、近年研究が進んでいます。
肌、血管、骨なども主にタンパク質からできており、このタンパク質と糖が結びついて、糖化が進むとタンパク質は本来の働きができなくなり、カラダの機能に様々な変化が生じます。
注1 : Nagai R, et al., Biochem Soc Trans. 31, 1438-1440 (2003).
AGEs SCORE
健康的な生活を送っている人は、加齢にともなうAGEsの蓄積はそれほど多くはありません(健康な老化)(注2)。
しかし、不適切な食生活や生活習慣、運動不足などにより、AGEsの蓄積は急激に増加していきます(不健康な老化)(注3~6)。
このため、AGEsは生体内における「生活習慣のバイオマーカー」(注7)と言われ、そのAGEsスコアは、いわばその人の「生活習慣の成績表」と言えます。
また、AGEsの蓄積が健康面や美容面でも体内の生理現象にさまざまな悪影響を与えることも、近年明らかになっています(注8~10)。
ABOUT AGEs
体内のAGEsは、適度な運動やバランスの良い食生活の継続や、AGEsをケアする食品を選ぶことで減らすことができます。
運動をすると糖の消費が促進されることから、定期的な運動はAGEsを貯めにくい体づくりに役立ちます。
また、筋力を増やすことも、基礎代謝が増えるため、日常的に糖が消費されやすくなり、AGEsの低減に効果的です。
現代人は生活が豊かになるにつれて、糖質の摂取量が増えてきたと言われています。
日常的に糖質の摂取量を気にすることも大切です。
また、食べる順番を変えるだけでもAGEsケアにつながります。まず初めに、野菜や海藻・きのこ類から食べる、いわゆるベジタブルファーストを実践することで、体内への糖の吸収を穏やかにすることができます。
AGEsのケアにはどのような食品が良いのか気になるところです。
食物繊維を多く含む野菜や海藻などはもちろん、豚肉やマグロに多く含まれているビタミンB群、またグレープフルーツや梅干しに多く含まれるクエン酸などもAGEsのケアにはおすすめです。
ABOUT AGEs
AGEsには「架橋形成」「褐色性」といった性質があり、コラーゲンを強く結びつけてしまうため、肌の弾力性が減少して、シワ・たるみ・くすみの原因になります。
また、医学分野においてもAGEsに関するさまざまな研究が進んでおり、機能が低下した部位(目、骨、肌、脳など)にはAGEsが多く蓄積していることや、部位(目、骨、肌など)によってはAGEsが悪影響を与えることも報告されています(注11~13)。
注11 : Nagaraj RH, Proc. Natl. Acad. Sci. USA (1991).
注12 : Dyer DG, et al., Z Ernahrungswiss, 30, 29-45, (1991).
注13 : Ahmed N, et al., J Neurochem, 92, 255-263, (2005).
OVERVIEW
血液採取が不要なため、心理的な負担が少なく老若男女を問わず簡単に測定いただけます。
指先の内側面にはメラニン蓄積がほとんどなく、太い血管もないことから、測定誤差を低減することができます。
また、固定もしやすいため、ほぼ同一の箇所を測定することができます。
独自の光センシング技術と回路技術により、わずか数十秒で迅速な測定が可能です。
注14 : 血液採取によって測定した場合との比較
AGEsのなかには、特定の励起光を照射すると蛍光を放つ性質を持っているものがあります。
この製品は、この性質を利用してAGEs を測定します。
測定部に挿入された指先に、励起光を光源からレンズを通して照射することで、指先から特殊な光(経皮蛍光)を取得することができます。
この特殊な光の量は、研究機関の血液分析により、体内をくまなく巡っている血液中のMG-H1(AGEs の一種)(注15)との相関が確認されており、間接的にカラダの中に存在するAGEs を測定できます。
指先には、経皮蛍光を測定するときに問題となるメラニンがほとんど含まれないことから、肌の色や日焼けの影響が低い測定が可能です。
注15 : MG-H1:Nδ-(5-hydro-5-methyl-4-imidazolone-2-yl)-ornithine
AGEsセンサは、店舗での健康相談や健康フェア、イベントでの健康意識向上ツール、美容クリニック/サロンのカウンセリングツールとして活用いただいています。
商品展示用POP台や測定啓蒙ツール、お客様用配布物として活用支援ツールを準備しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
お客様用配布物につきましては、下記よりダウンロードして内容をご確認ください。
※冊子のお求めは、販売店または当社にお問い合わせください。
(PDF: 1.33MB)
(PDF: 773KB)
以下に印刷用のpdfを用意しておりますので、店舗にて印刷してお使い下さい。
(PDF: 1.51MB)
(PDF: 462KB)
(PDF: 1.60MB)
・印刷用① AGEs説明:簡易チラシになります。短辺とじ両面印刷していただき、半分に折ってお使いください。
・印刷用② 生活習慣アンケート:コミュニケーションシートになっています。両面印刷してお使いください。
・印刷用③ アドバイス:コミュニケーションシートになっています。短辺とじ両面印刷してお使いください。
※短辺とじ印刷は下記手順を参照してください。(Chromeにおける操作)
①ダウンロードした後に、右クリックして印刷を選択してクリックしてください。
②左下の「システムダイアログを使用して印刷」を選択してクリックしてください。
③詳細設定をクリックして、左下の両面印刷より「短辺とじ」を選択してをクリックしてください。
測定結果は5段階評価や相対比較した順位で表示し、印字も可能
※評価ラインは、人間ドッグ等の医療機関と連携して実施した臨床研究で収集した数百人規模のデータより算出をおこなっています。一般的な健康診断項目が基準内に入っている人のデータを抽出し、基準ライン(B/C)を作成しています。
測定結果をレシートに印刷。QRコードで履歴の管理も可能。
AGEsスコア
AGEsの蓄積レベルを表します。
AGEsの蓄積レベルが多いほど、スコアは高く、蓄積が少ないほど、スコアは低くなります。
評価
同年代と比較して、あなたのAGEsの蓄積レベルを評価します。
ランキング
同年代の(100人)中で、あなたのスコアが何位に相当するかを表します。AGEsスコアが低いほど順位が高くなります。
AGEsスコア履歴
レシートのQRコードをQRコードリーダーに読み取らせれば、年齢・性別を入力する手間が省け、さらに測定結果を印字することでスコアの測定履歴が管理でき、AGEsスコアの変化が確認できます。
測定データはIDによるタグ付けおよびCSV形式での保存が可能
測定結果の印字も可能(注18)
AGEsスコア
AGEsの蓄積レベルを表します。AGEsの蓄積レベルが多いほど、スコアが高く、蓄積が少ないほど、スコアは低くなります。
AGEs解説
AGEsの説明、体への影響、AGEsスコアの年代別平均値と分布などを記載し、測定者の理解をサポートします。
商品についてのご注意
●当製品は日本国内仕様です。海外では使用できません。
●お使いいただく前に取扱説明書(「はじめにお読みください」「セットアップガイド」「操作ガイド」等)をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
●製品改良のため、使用および外観の一部を予告なく変更することがあります。
また、商品の色調は印刷のため実物とは異なる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
●当社はこのAGEsセンサの補修用性能部品を製品の製造打切り後5年間保有しています。
補修用性能部品とはその製品の機能を維持するために必要な部品です。
● Bluetoothは、米国 Bluetooth Sig. Inc. の登録商標であり、エア・ウォーター株式会社はライセンスにもとづき使用しています。
● 本ウェブサイトに記載されている会社名や商品名は、各社の商標または登録商標です。
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